【体験談】自毛植毛の費用と効果は？170万円かけたリアルな経過

本記事は、ヘアラボ編集部スタッフであるKが、実際に受けた自毛植毛の体験をもとに執筆しています。

薄毛に悩み、植毛を真剣に検討してきた立場から、リアルな経過と費用感を、当事者の視点で詳しくお伝えします。

この記事では、以下のような内容を本音でお伝えします。

＼ まずは育毛剤から試したい方に ／

【費用公開】自毛植毛にかかった総額と内訳

Kが実際にかかった費用の総額は約170万円。

以下に内訳をまとめましたので、検討の参考にしてみてください。

項目	金額
自毛移植費	1,200,000円
基本治療費	200,000円
消費税	146,000円
その他
治療費合計	1,606,000円
カバーシート	66,000円
合計	1,672,000円

自毛植毛の手法比較

自毛植毛にはいくつかの手法があり、それぞれ傷跡の目立ちやすさや費用、仕上がりの自然さが異なります。
ここでは代表的な3つの手法について、特徴を比較しました。

手法	採取方法	傷の目立ちやすさ	特徴
FUE（刈り上げ）	パンチで1本ずつ採取	やや目立つ	高密度。短髪OK。本数確保向き
FUT（ストリップ）	帯状に切り取り縫合	傷が残りやすい	大量に植えられるが傷跡が目立つ
無剃毛FUE	パンチで1本ずつ採取	目立たない	見た目重視。費用高め

植毛後のリスクと注意点▽
自毛植毛は医療行為であるため、術後にいくつかのリスクや注意点があります。
以下はよくある例ですが、症状の有無や程度には個人差があります。
・ショックロス（術後2〜3ヶ月）：一時的な脱毛は自然な経過
・腫れ・かゆみ・赤み：数日〜1週間で落ち着く
・色素沈着や凹凸：半年程度続くことも

【体験談】Kのプロフィールと悩みの背景

生え際・頭頂部の薄毛に悩み始めた経緯

Kはもともと髪の量が多い方ではなく、生え際のM字が深めでした。

30代に入ってから生え際の後退が進み、後半には頭頂部も気になるように。

髪全体のボリュームが減っていることを実感し、市販の育毛剤を使用していましたが、明確な改善は見られませんでした。

ヘアスタイルでのごまかしの限界

「自毛植毛」という選択肢は、以前からKの頭の片隅にありました。

しかし当時は「そこまで行ったら終わり」「最終手段だ」という思いが強く、本気で検討する気にはなれなかったといいます。

髪型を工夫して薄毛を目立たせないよう努力していたものの、風で髪型が乱れるたびに不安になり、写真を見ても生え際（M字）ばかりに目が行ってしまう。そんな日常的なストレスが積み重なっていました。

そんなある日、地元に帰省したKは、座っている自分の頭を見た親戚から「やばいよ」「きてるよ」と言われます。

K自身はそれまで頭頂部はあまり気にしていなかったため、その言葉に強いショックを受けたといいます。

、「もう隠しきれない」と感じ、初めて「自毛植毛」を現実的な選択肢として真剣に考えるようになりました。

自毛植毛のクリニック選びとカウンセリングの流れ

徹底比較して決めた、信頼できるクリニック

Kはクリニック選びを特に慎重に行いました。

関心があったのは、「どの程度の株数を移植すればよいのか」「実際にどれだけ生えてくるのか」「後頭部の髪はどうなるのか」といった点でした。

不自然な見た目にならないか、いかにも“植えた”ような仕上がりにならないか、という点も強く気にしていたといいます。

そのため、公式サイトの症例写真だけでなく、SNSや掲示板での口コミ、ビフォーアフターの画像を何時間もかけて徹底的に比較・検討しました。

最終的には、実績と経験があり、症例数も豊富な東京都内のクリニックに決定。

若い医師ではなく、できるだけベテランの医師に担当してもらいたいという希望もあり、それも判断材料のひとつとなりました。

カウンセリング当日の様子

当日は個室に通され、他の患者と顔を合わせることはありませんでした。

カウンセリングは専任の女性スタッフが担当。「どんな髪型にしたいか」「予算はどのくらいか」など、丁寧にヒアリングされ、複数のプランを提示されました。

一度持ち帰って検討することもできましたが、ちょうど年末でスケジュールに空きがあったためKはその場で申し込みを決断。

スタッフが若い女性だったため、「この希望が医師に正確に伝わるのか」と少し不安もありましたが、実際には当日中に医師とも直接話す機会があり、その点は問題ありませんでした。

その場で着手金としてクレジットカードで約10万円を支払い、残金は手術前日までの入金案内を受け銀行振込で一括入金しました。

ちなみに、クリニックの説明によると、ほとんどの人がカードローンを利用しているそうです。

支払い方法としてカードローンや銀行振込が選べるため、費用が気になる方でも安心して検討しやすいと思います。

実際の手術の流れと詳細（当日編）

手術翌日

翌日、包帯を巻いた状態で再びクリニックを訪問。

洗髪をしてもらい、包帯はこのタイミングで外されました。

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術後の経過と髪の変化｜写真付きで紹介

術後〜1週間：定着が最優先の時期

• 当日夜：麻酔が切れて多少の痛みはあったものの、眠れないほどではなかった。
• 翌日：痛みはほぼ解消し、日常生活には特に支障なし。
• 数日後：処置部位にかさぶたができ、かゆみが出始める。

医師の説明：「術後1週間は田植え直後のような状態。定着が何よりも大切」と強調されていた。
洗髪ケア：感染予防のため、毎日洗髪が必要。Kさんはタオルでやさしく水気を取り、低温ドライヤーで丁寧に乾かす。

2週間～：違和感はあるが、少しずつ落ち着いてくる

• 1週間後：病院処方の専用クレンジングで洗髪を行い、かさぶたが自然に取れる。
• 7日目以降：通常の洗髪が可能となり、日常生活も安定してきた。

見た目のケア：カバーウィッグの活用

病院で販売されていた約6万円の専用ウィッグを購入。 ボタン式で簡単に装着でき、外出時には非常に便利だった。

■ 2か月〜脱毛期

「脱毛期」と呼ばれる時期に入り、せっかく移植した髪が一時的に抜け落ちる。そのあと細い細い産毛のような毛が生えてきた。

■4か月後～脱毛期を経て、発毛の実感へ

4か月後～：産毛のような細い毛がどんどん太くなってきた。

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自毛植毛が向いている人、向いていない人

これはあくまで、Kの体験を通じて「こんな人には向いている／向いていないかもしれない」と感じたポイントです。

医師の判断とは異なりますので、最終的には専門のクリニックでご相談ください。

自毛植毛は、こんな方に向いていると思う

• 鏡を見るたびに、M字や頭頂部の薄さが気になる
• 毎朝、髪型で薄毛を隠すのがストレスになっている
• 本気で薄毛と向き合い、根本的な解決を考えている方
• 一時的な対処ではなく、将来を見据えて髪を取り戻したい方
• 「仕方ない」と思いながらも、本当はまだ諦めたくない気持ちがある

朝のセットや鏡を見るたびに気になる…

そんな日々が続いているなら、検討する価値はあると思います。

自毛植毛は、こんな方に向いていないと思う

• 高額な費用（100万円以上）に納得できない方
• 術後のダウンタイム（数日）を取るのが難しい方
• 手術への抵抗感が強い方
• すぐに効果が出ると思っている方

「すぐにフサフサになる」と思っていたらギャップがあるかもしれません。

時間と覚悟は、それなりに必要です。

東京都内の主な植毛クリニック

東京植毛美容外科（港区六本木）

六本木駅 徒歩3分｜基本料0円＆1株900円～の低価格
無剃毛対応：◯
※基本料金は0円ですが、術前の血液検査などで追加費用がかかることがあります。
詳細はカウンセリング時に要確認。

価格を抑えつつ、無剃毛にも対応した自毛植毛が可能なクリニック。
年間200症例以上を担当する佐藤医師が、診察からアフターケアまで一貫して対応。
刈り上げずに自然な髪型を保ちたい方や、他院との比較検討中の方にもおすすめ。
清潔感ある新しい院内と、若いスタッフによる丁寧な対応も魅力。

アイランドタワークリニック（新宿区）

新宿駅から徒歩5分。国内最大級の症例数を誇り、経験と実績が非常に豊富です。
無剃毛FUEにも対応しているため、仕事の都合で剃毛を避けたい方にも安心。

アスク井上クリニック（渋谷区）

渋谷駅 徒歩8分｜院長自らがすべての診療・施術を一貫対応
無剃毛対応：◯（一部対応）

植毛界の第一人者・井上院長が全工程を一貫対応。
カウンセリングから施術、アフターケアまで、すべての工程を院長が行う希少な体制のクリニック。
他院での植毛後の修正や追加手術も数多く手がけており、「生え際のデザイン力」には特に定評があります。
芸能人や著名人からの信頼も厚く、「どこでやるか」を真剣に検討している方におすすめ。

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よくある質問Q&A（※あくまでKの体験をもとにお答えしています）

※以下はすべて編集部スタッフKの体験をもとにした内容であり、医師による医学的見解ではありません。最終的な判断は専門の医療機関にご相談ください。

まとめ｜高額でもやる価値はある？実際に受けたKの答え

自毛植毛は、決して安い治療ではありません。

K自身、最初は躊躇していました。

しかし、実際に受けてみて、髪の見た目が改善したことはもちろん、日々のストレスが減り、前向きな気持ちで過ごせるようになったと感じているそうです。

情報をしっかり集め、納得できるクリニックと医師に出会えれば、費用に見合う価値はある——。

それが、Kの本音です。

この記事が、植毛を検討している方にとって、少しでも判断材料の一つになれば幸いです。

（本記事は特定のクリニックや治療法を推奨するものではなく、編集部スタッフ個人の体験に基づいて構成しています）

女性の植毛ニーズについて

実際、相談時に医師から「女性の患者さんも非常に多い」と聞きました。

生え際や分け目の薄さ、まつ毛の植毛など、美容目的で訪れる方も少なくないようです。

この記事は男性の体験談ですが、女性の方もぜひ参考にしてください。

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